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개 꼬리 犬の尻尾。続けて読むとケッコリになります。 삼년 三年。 묵어도 置いても。原型は 묵다 。ほうっておく、古くなるなどの他に、泊まる、留まるなどの意味があります。 황모 黄毛。漢字読みです。イタチの毛のこと。特に筆にするためのイタチの毛のことを指します。 황사 といえば、黄砂。朝鮮半島の西に大量に降り注ぎ、花粉の比ではない被害をもたらすそうです。 ちなみに。花粉を 화분 と漢字読みしても通じません。 화분 は花盆、つまり植木鉢です。花粉は、 꽃가루 コッカル 花の粉と言いましょう。 되지 않는다 なることはない、ならない。 つまり犬の尻尾を三年おいてもイタチの毛にはならない。ここでは、犬の尻尾の毛という意味です。犬の毛は所詮犬の毛で、時間が経ったからといって、いいもの、つまり高級な筆に使えるようなイタチの毛になるわけではない。日本語だと、「蛙の子は蛙」でしょうか。 でも、ここでは犬の毛は、ただ放置されているだけ。あくまでも 묵어도 であって、何か特別に工夫をしたり努力した結果、それでもイタチの毛には及ばないと言っているわけではありません。 むしろ、もとが高級のイタチの毛でも、何の手入れもせずにほったらかしておけば、黴が生えたり切れたり腐ったりして犬の毛よりも劣ってしまうことでしょう。 なので、このことわざの裏にあるのは「宝の持ち腐れ」。犬の尻尾はイタチの毛にはなれませんが、なにか他の役には立つかも知れない。 鰯の頭も信心から。・・・ちょっと違うか。 개똥도 犬のうんこも。さかさまにすると 똥개 。駄犬、野良犬という意味になります。ちなみに「さかさま」は 거꾸로 。 약에 薬に。薬を飲むは 약을 먹다 になります。韓国には、まるでジュースバーのように、その人の体に合ったお薬を調合してパック詰めにしてくれるお店があるそうです。 쓰려면 作られれば。 原型は 쓰리다 。 쓰다 作るの受身形。 약에 쓰려면 は、薬に作られれば、つまり薬にされればという意味。 귀하다 尊い。珍しい、有り難い、可愛らしいという意味もあります。ここでは、価値が出る、とすると自然でしょう。 犬のうんこも薬にされれば価値が出る。前回と正反対の意味ですね。ありふれたものも、手をかければ価値のあるものになる、という意味です。日本語だと、バカとハサミは使いようかなあ。でも、どっちにしろあまりいい薬はできそうにありませんね。使うタイミングを間違えると、とんでもないことになりそうな。 こういうのもあります。 개똥도 약에 쓰려면 없다 犬のうんこも、いざ薬にしようと思うとない。ありふれたものだからどこにでもあるさ、とたかをくくっていたら、いざとなるとどこを探しても見つからない、という意味です。備えあれば憂いなし。でもやっぱり、見つかってもあまり嬉しくないなあ。 개 犬。この場合「が」が省略されています。 핥은 舐めた。原型は 핥다 。 핥은 は過去連体形です。 죽사발 粥の器。 죽 は粥、 사발 は、沙鉢の漢字読みです。粥の入っていた器、という意味になります。ここでは「の」が省略。 같다 〜のようだ。 같다 の前「の」は、しょっちゅう省略されます。 犬が舐めた粥の器のようだ。これは、そのままの意味で、まるで舐めたように綺麗に食べることも言いますが、つるつるの器のような肌をした男性のことも言います。 ・・どう考えても、誉め言葉ではありませんね。 日本語では、いつも風呂上がりみたいな顔をした野郎だ、いけすかないねえ、でしょうか。男の癖しやがって女みてえにつるん、とした肌ぁしやがってさ、オレはああいうのは好かないよ、という具合でしょうか。 でも、それを口にしたらしたで、こう言われます。この人ったら人の様子ばっかり気にしてさ、よほど自分の外見に自信がないと見えるよ。まあ、あのご面相じゃしかたないけどさ。 まあまあ、そう言うなって。色男金と力はなかりけり、っていうじゃないか。あれだけの顔してたって浮いた噂のひとつもないところをみると、きっと縦のものを横にもしないような横着者なんだろうさ。 人の口には戸は立てられませんね。 겁 怯え、怖じ気。怯の漢字読み。 겁나다 びくっとする、恐い。 겁내다 恐れる、怖がる。 많은 多い(連体形)。原型は 많다 。 개가 犬が。 많은 は 개 を修飾しています。 큰 大きな(連体形)。原型は 크다 。 소리로 声で。 로 は、〜で。〜を使って、という意味の、〜で。 짖는다 吠える 。 怯えが多い犬が大きな声で吠える。弱い犬ほどよく吠える。吠える犬は噛まない。たいしたことのない人間ほど大きな声を出す、という意味ですね。これは分かりやすいことわざです。 これと逆のことわざは窮鼠猫を噛む。いざとなれば弱いものも反撃して意外に大きな力を出すという意味。どっちが真実なんでしょうね。 北風と太陽という童話があります。旅人のマントを脱がせるのに、北風は吹き飛ばそうとして失敗し、太陽は暖かく照らして成功します。 大きすぎる声には、人々は耳をふさぐものです。柔らかく静かな、むしろ小さな声に、人々は注意を引かれ、耳を傾けるものです。 あなたの声は、他の人の耳に、どんな風に響いているでしょうか。 게으른 怠惰な。原型は 게으르다 。 놈과 奴と。 거지는 乞食は。 사촌이다 従兄弟だ。 怠惰な奴と乞食は従兄弟だ。仕事もまともにしないような者は、いずれ身を持ち崩す。 사촌 は、ことわざにしょっちゅう出てきます。日本ならば親戚、同類、隣人とするところが、すべて 사촌 になっている感じ。 韓国での親戚の呼び方は複雑怪奇。日本では、義理でも血縁でも、兄弟の配偶者のお父さんでも「おとうさん」と呼びます。お義父さん、と字になっていて、はじめて義理の間柄であることが分かります。 韓国ではそんなわけにはいきません。日本で魚の呼び方が複雑なのと同じく、韓国では親戚との関係が何よりも大切なのです。 고기는 肉は。 고기 には魚という意味もありますが、ここでは獣の肉をイメージした方がいいでしょう。 씹어야 噛んでこそ。原形は 씹다 噛む。受験世代のみなさん。 야 は「なむぞやかこそ」の役割を一手に引き受ける「や」だと覚えると早いですよ。 맛이고 味で。 말은 言葉は。 해야 してこそ。ここでは、話してこそ、という意味になります。 맛이다 味だ。 肉は噛んでこその味で、言葉は話してこその味だ。 どんな美味しい肉も、ただ眺めているだけでは仕方がない。肉も噛んでみてこそ、初めてその味が分かるのだから、腹の中にためていないで話してこそ相手にその意志が伝わるのだ、という意味です。お肉が出てくるのが韓国らしいです。日本だとスルメかな、やっぱり。 聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥。うーん、ちょっと違う気もします。言わぬは腹ふくるる技。言いたいことを言わないで黙っているとお腹がふくれて気分が悪くなるよ。 でも私は、秘すれば花、という言葉がとても好き。何でもかんでも言えばいいってもんじゃありません。義を見てせざるは勇なきなりで、正しいことを行うときにはそれなりの言葉も必要ですが、それも行動が伴ってこそ。何の行動も伴わない、ただ発せられるだけ、繰り返されるだけの言葉には、何の味も、意味もありません。 고기도 魚も。この場合 고기 は魚。 저 自分の「の」は省略されています。 저 には、様々な意味があります。 1.자기 自己のぞんざいな言い方。自分。これは自分のことを指す場合と、相手のことを指す場合、両方に使われます。 2.나 私のへりくだった言い方。わたくし、手前。 3.저이 「あの人」の略。4.저것 「あの」の略。 そしてこの場合は、1. 자기 。 ちなみに。意味が、1. 자기 または、2.나 の場合、 가 がつくと 제 になって、 제가 になります。 놀던 遊んだ。過去完了連体形。昔遊んだけれど今は遊んでいない、かつて遊んでいた、という意味です。 물이 水が。魚ですから。 좋다 いい 。 魚も自分の遊んでいた水がいい。慣れ親しんでいた場所の方が落ち着ける、という意味です。日本のことわざなら、「昔取った杵柄」でしょうか。うーん、ちょっと違うかな。でも、全く知らない場所よりも慣れ親しんでいる場所の方が、同じ事をしても実力が出せるのは当然といえば当然。 母の実家は米屋なので当然のごとく米が豊富にあり、年末には石臼でついた熱々のお餅を食べられました。あ、そういえば、幼稚園でもお餅つき大会がありましたっけ。 意外と杵柄を取れる人は大勢いて、お餅はあちこちでほかほかと豊かに湯気を立てています。 고래 鯨。この場合は「の」が省略されています。 싸움에 争いに。 싸움 は 싸우다 争うの名詞形。 새우 등 エビの背中。ここでも「の」が省略されています。 터진다 裂ける 。 鯨の争いにエビの背中が裂ける。大きな者の争いに巻き込まれて、小さな者がもっとひどい目に遭う、という意味です。 日本語だと「とばっちり」。とばしり→とばちり→とばっちり。とばしりは「迸った水しぶき」の意味。でも、水がかかるくらいはどうってことありません。拭けばいいだけのこと。背中が裂けるほどの威力はありません。 「しっぺ返し」。・・でも、これは自分のした「しっぺ」が戻ってくるわけですから、自業自得。それに、しっぺにしっぺが返ってくるくらいですむならよしとしましょう。「倍返し」。これはいい意味でも使います。「お礼参り」。意味が違う。 韓国人の喧嘩は激しいと聞きますが、目にしたことはありません。見たくありませんけどね。 私はどちらかといえば鯨タイプなので、あんまりうるさいと水をぶっかけたりするかもしれません。したくありませんけどね。 いかがでしたか。ことわざを一つ覚えると、単語や文法を丸ごと覚えられて、楽しい上にお得です。お菓子の詰め合わせセットみたいなものですね。 それでは次回もお楽しみに。 発音記号の表記は、例解新韓日辞典(民衆書林発行 金貞淑編著 発売元 三省堂に依っています。 参考文献 Idea Dictionary 1 속담 예림당 ISBN 89-87941-62-0 |