つづりかた


書いてみる。

文字を見るだけで覚えられたら、天才である。そういう人は勉強せんでも、もともといいわけである。

そうじゃない私は、書いて覚えることになる。

そして当然のように、とんでもない間違いで大受けすることになる。

「ア」と読むxa。これは「ア」としか読まない。xuとかxwみたいに、発音の仕方の違う「ウ」ではないので、すぐ覚える。そしてaでもあるから、こう間違えるのだ。

aa

ぱっと見では正しいような気がするからすごい。こんなのもある。

gaa

これは「カ」、gaと書きたかったのである。けれどこれは日本語の助詞の「が」でもあるし、前に母音が来るとガと読むし、混ぜ混ぜにしてしまったので、こうなった。

でも。

さすがに、今はここまで凄い、完璧な間違いはしない。

けれど、そんな最初の頃のアホな間違いは、きちんと残しておくべきである。

まずは、笑える。自分で笑えるし、韓国語を知っている人、興味のある人に見せて笑いを取れるのだ。

小学校に上がる前、あるいはもっと前。平仮名を覚え始めた頃の自分の間違いを、あなたは覚えているだろうか。何故か「た」と「な」の区別が付かなかったとか、「わ」を左右反対に書いたとか、「れ」を書けなかったとか、そんなことを、あなたは覚えているだろうか。

ハングル文字は、日本のカタカナととてもよく似ている。似ているから覚えやすいが、人間とは不思議なもので、同じようなものを覚えるときには、同じような間違いや勘違いをする。

だからぜひ、最初のうちの下手くそなハングル文字を、大きめに書いて残して置いて頂きたい。

それを見直すことで、自分の陥りやすい綴りの間違い、勘違いを、すぐさま発見することが出来る。そして、陥りにくい間違い、得意なところも客観的に見ることが出来る。

間違えることは、恥ずかしいことではない。けれど、放っておくべきことでもない。

肝腎なのは、何を、どこを、どういう風に間違えたのか、どういう風に間違える傾向にあるのか、冷静に客観的に、きちんと自己分析することなのだ。

自己分析、できることなのだ。

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