勢いですぐ居眠りするユジン。どうしてだろう。夜更かしでもするのかな。寝てしまうなら座らないで立っていればいいのにな。 でも、それだと物語が始まらない。 サンヒョクが自分を犠牲にしてまで「寝るなよ!」と言ってくれたのに、ユジンは寝る。 とにかく寝る。チュンサンの肩に凭れて、ぐうぐう寝ている。 ぐうぐう寝ている。 読み方は、クルクル チャゴイッタ。「クルクル」は「ぐうぐう」とよく似ている。 そして、もちろんそのまま寝かしておいてやる義理のないチュンサンは、さっとユジンの頭を押しのける。その勢いで、ユジンの頭はごつん、と、ガラス窓にぶつかるのである。 ごつんとぶつかるは、 そこの表現で面白いのが、 つまりは、押して、そしてその押したことが原因でもってぶつかったわけだ。すなわち、押した勢いが余って、ということになる。 と、私は納得したが、ユジンは納得できない。何でちゃんと起こさなかったのか、と文句を言うのであった。 だから、立っていけば良かったのに。あ、でも、ユジンのことだから、立っていても寝てしまうのかな。 このあたりのユジンは、よく寝るが、あんまり泣かないから読んでいても楽しい。 高校時代だけの続編、って、できないかしらん。チェリン主役とかで。誰か書いて。 |
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