TEX


TEXは、テック、またはテフとも読む。いくつか種類があって、LaTex、plainLaTex、Texinfoがよく使われている。LaTexはラテックスと読む。

TEXは、組番ソフトである。活字を組んで版を作るためのソフトである。だから、デザインソフトでもある。

デザインソフトは、たいてい高い。けれどTEXはフリーソフトである(付加価値を付けて有料で配布されているものもある)。生みの親は、元スタンフォード大学のDonald.E.Knuth(クヌース)先生。無料でダウンロードして、自由に使える。しかも、世界中でいろんな人がどんどん改良を重ねているので、日々成長を続けている、そういうソフトなのである。

で、そのTEXが、ハングルとどんな関係があるのか。

もともと数式を美しく作成するためのソフトだったから、TEXは、そのままでは日本語は使えなかった。今では(株)アスキーが作ったpLaTexができて、さらに、慶応大学の内山孝憲先生がMac用にMacpTEXを作られたのである。

つまり、Macな私でも使えるようになったわけである。使い方はMacpTEXの使い方に詳しく書いてある。

でも、私はこの際なので、本を買った。いろいろ出版されているけれども、CDにMac用のMacpTEXが収録されていて読みやすい、LaTeX2e美文書作成入門(技術評論社)にした。著者は松阪大学の奥村晴彦先生

もちろん、本を買わなくても、無料でダウンロードがいろいろなところで出来るから、検索して探してもいい。

で、マニュアルをプリントアウトしたりしながらできたのが、これ。

platex

ニヒルな狼の横顔、pLaTexに、エディターで作ったtexファイルを落とすだけで。

tex

できあがったdviファイルを、テレビのような形のxdviに落とすと、読める。

dvi

うーん、やっぱり見にくいな。でも、雰囲気はお分かり頂けると思う。PDFに変換したので、興味のある方はここからダウンロードをどうぞ。

これらは、KoreanLaTexの力を借りた。日本語用のpLaTexに少し機能を加えることで、ハングル文字を混在させられるのである。

作ったのは東京大学の福井玲先生。ダウンロードはここからできる。

だから、テキストの中身も、こんな具合の書き方になる。
\documentstyle[hangul,a4j,12pt,twocolumn]{jarticle} % 用紙、文字サイズ
\oddsidemargin=0mm % 左の余白
\topmargin=0mm % 上の余白
\setlength{\textheight}{35\baselineskip} % 頁行数-1
\addtolength{\textheight}{\topskip}
\setlength{\textwidth}{48zw} % 一行文字数
\textwidth=178mm % 長さ
\setlength{\baselineskip}{22pt} % 行送り
\begin{document}

\def\5{\hspace{-0.5zw}}
\def\4{\hspace{-0.4zw}}
\def\3{\hspace{-0.3zw}}
\def\2{\hspace{-0.2zw}}
\def\1{\hspace{-0.1zw}}
\title{Korean\TeX\ (\kTeX) ハングル混在文書見本}
\author{大宮ししょう}
\maketitle

\zeroisx
\hangul
namusxip saxiro %han01

jo doxjin %han06
\vfill
namusxip saxiro paran garodyx%han02
gy burbic xarairo nexyi xiaxuen xergur%han03
jibuxdyr saxiro jobdaran hanyr %han04
gy hanyr xarairo saramdyr murgier %han05
\vfill
(中略)
\endhangul
\newpage
\begin{flushleft}
木の葉影に
チョドンジン
\vfill
木の葉影に青い街路灯
その灯りの下に君の痩せた横顔
屋根の間から小さな空
空の下には人々の波
\vfill
夏はとうに過ぎ去り
通りにはいつしか冷ややかな風
季節はこんなにもたやすく巡るのに
僕たちはまたどれくらい
やっかいな関係でいなきゃいけないのだろう
\vfill
(中略)
\end{flushleft}
\end{document}

\documentstyleから\def\1{\hspace{-0.1zw}}までは、全体のレイアウトを決めるもの。\titleから\maketitleは、タイトルになる。\hangulと\endhanguに挟まれた部分が、ハングル文字に変わるのである。ハングルをそのまま入力しても認識されないので、ローマ字に変えて入力。

実は、\documentstyleはLaTex2.09までの命令で、LaTex2eからは\documentclassを使う。だから、このtexファイルを処理すると互換モードに入って、新しい命令を使いなさい、という注意書きが出る。でも、なんとかなる。

それに。福井先生の書かれたTEXのヘッダーは、私には何の事やら分からなかった。どうも、他のTEXのもののようだ。あれこれうろうろして、ハングルをローマ字に並べ替えるソフトJH-KTeX1.0を見つけて、いろいろ試した。結局それではうまくローマ字には出来なかったのだが、ヘッダーだけ、もらった。

今は、CJKといって、日本語と中国語と韓国語を自在に混在できるTEXもあるらしい。それだとそのまんま、見たままを変換できるらしいのだ。

でもダウンロードしたファイルは展開できないし、コマンドも入れられないし。分からない言葉がまた一杯できたし。

ああ、まだまだだ。

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