されどHTML


ホームページを立ち上げる前に、まずあれこれホームページ作成のホームページを見てみた。本も読んでみた。雑誌からの切り抜きも作ってみた。

で、立ち上げて3ヶ月での一応の結論。

HTMLは、どうしても覚える必要のあるものではない。でも、知っといたほうががいいに越したことはない。

ここでの「知っとく」は、覚える、ということではない。覚える必要なんかないのである。必要最低限のタグだけのメモを自分で作っておいて、パソコンの傍らに転がして置けばいいのである。

だいたい、一回タグを並べて雛形を作ってしまったら、メモを見る必要もなくなる。一番時間のかかるのがレイアウトだから、それの雛形さえできれば、あとはテキストなり画像の名前なりを本文に放り込んでやればいいのである。

気に入ったレイアウトの雛形ができたら、中身を空にして好きな名前を付けて、保存しておく。どんなレイアウトの雛形なのか、よく分かるような名前が良いだろう。

それを別名で保存してから中に書き込んでも良いし、書き込んでから別名で保存しても良い。それはどっちでもいいと思う。

とにかく、最初から自分の作った物にしろ、人のページを参考にした物にしろ、気に入ったのなら保存して使い回すという手でいけば、ほとんどタグを打ち込まなくて済む。

それでも知っておいた方がいい、というのは、実はこういうことなのだ。

私は、レイアウトにはテーブルの機能を使う。スタイルシートは使っていない。使うほどこのページは複雑ではない。音も出ないしアニメもないし、壁紙さえ使っていないからだ。

そして、ほとんどのファイルではテーブルの枠を消す設定にしているのだが、メールマガジンの登録と削除のファイルでは、枠を出してみた。

すると、一カ所、うまくいかないところが出てきた。

ひとつだけ、特徴のところのテキストが、どうしてもセンター揃えになってしまう。他のところは枠の左から書き出すようになっているので、とても不細工である。

でも原因が分からない。一カ所だけ、というのが、とても気持ち悪い。

けれど、ある日ふと気づいた。<TR>が、抜けていた。テーブルを作るときに必要なタグの一つである。

書き入れた。直った。

全部コピーして同じレイアウトにしたつもり、だった。それでも抜けていたのである。

もしHTMLを全く知らなければ、直すこともできなかっただろう。それはつまり、雛形の応用が利かない、ということにもなる。ちょっとだけここを大きくしたい、とか、この部分は必要ないな、と思っても、直し方が分からない。色を変えたくても、どこを触ればいいのか分からない。

たとえば、<TR>である。これは、<TR>とそのまま打ち込んでしまっては<TR>とは表示されない。<とか>の中にある文字はタグの扱いになるのだ。だから、他の文字と同じつもりで打ち込むと、レイアウトが崩れてしまう。というより、下手をすると表示されなくなる。だから<や>をふつうに表示したければ、&lt;とか&gt;とか打ち込む。

そんなこと知らなくてもいいや。そうかも知れない。けれど、ホームページの作り方、というページを作りたくなっても、これを知らないとタグの説明はできないし、表示がおかしくなっても自分でメンテナンスができなくなる。

そんなこと面倒くさい。作成ソフトがあるんだから、それを使えばいいじゃないか。フリーの素材もいっぱいあるし。

そうかも知れない。実は、私は作成ソフトをまともに使えない。ネットスケープのコンポーザーは、全く私の言うことを聞いてくれなかった。だからフリーのHTMLのエディターで、コツコツ作ってみた。

そして結局は、OSについてくるテキストエディターに、できあがった雛形を落として使っている。

ソフトで作った画面にあれこれ張り付けていく方が、色の指定もその場で見ながらできるし、手軽なのかも知れない。レイアウトそのものの雛形という物もあるらしい。

でもそれじゃあ、どこにでもあるどこかで見たような同じようなページ、になってしまうのではないか。

それと同じ理由で、私は素材集も使わない。絵というのはその人の個性がはっきり出る。たとえ飾りでも、そこに他人の絵を使ってしまったら、そこは他人の物になる。と、私は思っている。

そんなこと言ったって絵は苦手だし。

私も苦手だ。けれど、下手な鉄砲も何とかで、少しずつ様になってきた。絵が嫌なら、ドローの機能を使って文字や図形をいろいろ重ねたり色を塗ったり動かしたり逆さまにしたりすることから始めても良い。むしろ、そっちの方が指定できる色が少ないので、軽くなるからイラストには向いている。

そんなこと言ったって、写真の方が手軽だし。

覚えておいて欲しい。写真は、とても重いのである。私は処理能力の小さいパソコンを使っているので、大きな写真があると分かった時点で、そのページから抜ける。待てない。読まない。二度と行かない。

そんなこと言ったって。

でもやっぱり、知っておいた方がいい。

写真をたくさん使えば使うほど、素人っぽく見えるのである。そして、プロが描いた巧すぎる素材の絵に対してテキストが力不足だと、とっても情けないものになってしまう。

いろんなページに行ってみて感じたこと。

テキスト、つまり文章が良くないページには、二度と行く気がしない。文章の巧い下手ではない。ようは、誠実さなのだ。べたべたごちゃごちゃ張り付けただけのページからは、誠実さはにじんでこない。レイアウトが少々ばらばらでも、すっきりしていて、丁寧に書き込まれた文章、ページの関連づけの分かりやすさに作成者の誠実さが感じられれば、ブックマークをして、また訪ねてみようと思う。メールも送ってしまったりする。

そんなこと言ったって、まだ初心者だし。

最近訪れたページに、こんな事が書いてあった。初心者を連発するのは、甘えだ、と。その通りである。ページを立てたが最後、作成者はそのページに、責任を持たなければならないのである。初心者だから、パソコンのことよく分からないから大目に見てね、では、すまないのである。

そういうことを、知っておいた方がいい。

追記。偉そうに言ってましたが、スタイルシートを使わないとうまくいかないところが出てきました。壁紙も使ってます。絶対使わないぞ、と決めていたフレームまで採用しています。もうすぐJavaScriptもやってくることでしょう。

その辺の経緯は、また後ほど。

次へ

menu

Copyright (C) 2000 shishow