布ナプ 1

その1

ほとんどの女性が生理用には紙のナプキンを使っていると思う。

でも、布を使ってもいいのだ。

洗って使えば、どう考えてもお得なのだ。

最初は、漏れるに決まってる、と思っていた。でも、違ってた。思った以上の吸収力だった。それに、通気性が素晴らしい。なんせ、経血がそのまま乾いてしまうくらいなのだ。

ただ、あんまり気持ちよくて替えるのを忘れたら、やっぱりちょっと漏れたりはするけれど。

いつもかぶれて憂鬱、という方は、量の少ないうちだけでも布にすると、かなりストレスが軽減されると思う。

布ナプのタイプは大きく分けて2種類。ホルダーに入れて使うのと、ハンカチタイプの折り畳んで使うもの。

ホルダーのは下着を包み込んでしまえばずれないし、落ちないけれど、ハンカチタイプはテープもついてないし、ずれるのではないか、と言われる。

しかし。布同士の摩擦には凄いものがある。普通の下着でも、ずれると思ったことは一度もないのだ。

ちょっと気を付ければ、そんなにぽとぽと落ちるものではない。

その2

紙ナプキンには高分子吸収体が入っている。水を掴んだら離さない。だから紙ナプキンは漏れない、ということになっている。

でも、考えてみれば、紙ナプキンで完璧に吸い取って固める必要なんて、どこにもないのである。

その点、布は乾くけれど、固まらない。パッドを使い慣れてくると、一番多い日でも三時間は大丈夫。重ねても通気性は損なわれないし、もし万が一漏れてしまっても、ほとんどの場合、まっすぐ漏れる。生理用のショーツなら安全。

紙だって横に漏れることもある。いやむしろ、横に漏れるのは紙の方が多い。横はやっかいだ。サニタリーショーツの防水シートが役に立たないからだ。

せっかく生理用のショーツという優秀なものがあるのだから、信じて使おう。

その3

紙ナプに比べたら、布ナプは高い。そりゃそうだ。何度でも使えるのだから。

ものによっては5年以上使えるらしい。さすがに、それは布ナプの中でも最も高く、一枚二千円近くする。

だが、安いのだとセットで二千円。メーカーによって違いもあるけれど、特大一枚、大二枚、小二枚、パッド二枚で二千円を切る。通販で買って、送料を入れても二千円と少し。

使い捨ての紙ナプキンに、さて毎月いくら払っているだろう。高い人は千円近く、安い人でも五百円はかかっていると思う。すると少なくとも、一年で六千円。セットを三つ買えてしまう。しかも全部、ゴミになる。

いきなり全てのナプキンを布にするのは辛い。けれど、布と紙の長所を生かしながら上手に使い回せば、経済的なメリットは結構大きいのである。

その4

布ナプは、使うたびに洗わなきゃいけない。そんな面倒くさい事、出来るわけがない。

と、私も思っていた。

しかし。洗う、というのとは、ちょっと違った。汚れはがんがん流れて落ちるのだ。勝手に落ちていくのだ。しかも。量が多いときほど綺麗に落ちる。

トイレに入った後は、誰でも手を洗う。その時についでに蛇口の下に置いておけば、すいすい流れていく。あらかたさっさとしごいて、後は蓋付きの小さいバケツに水を張り、酸素系の漂白剤を入れて、つけておけばいい。不思議なくらい臭いもない。

それでも、外出先で洗うのは難しい。確かにそうだ。でも、確実に水が確保できるなら、一度でいい、洗ってみて欲しい。これがもう、なんというか、とっても気持ちがいいのだ。

その5

布ナプにしたら生理痛が軽くなった、という話も聞く。けれど、布ナプにしたら生理痛が始まってしまった、ということもあるようだ。

生理痛って、何だろう。

月に一度のおつきあいなのに、あんまり生理痛の正体は知らないでいる。

紙ナプと布ナプの一番の違いは、その通気性だ。つまり、風がすうすう通るわけなんである。

それはすなわち、布ナプの方が涼しいけれど、寒い、ということにもなる。冬の紙ナプキンは、防寒具でもあったわけだ。

つまりは、布にするとちょっと寒い。だから私は、冬は薄手のガードルを一枚、生理用に履いている。ぴったりするし、たとえ汚れても、最近の繊維は汚れが落ちやすいし、軽いし蒸れないしアウターにも響かない。

新しい繊維を上手く使いこなせると、生理はもっと快適なものになる、はずなんである。

menu

next

Copyright (C) 2006 shishow