秋は手荒れの季節である。

普段はあんまり荒れない方だが、秋口にはさすがにカサカサくる。指先がささくれて、いろんな所に引っかかる。皮膚が分厚くなって、感覚も鈍くなる。

これは、ただクリームを塗ってもあんまりうまくいかない。いったん硬くなってしまった角質は水分も油分も受け付けてくれない。

手荒れの一番の原因は、結局のところ、固くなった皮膚表面の角質に汚れがたまりやすくなっているからで、それで切れたり割れたりするわけで。

だから、かさつきそのものを削り落とすに限るわけで。

踵用の、金属のヤスリの目の細かい方で、そーっと優しく優しく、表面だけ削る。お風呂に入っているときがいい。くれぐれも、削りすぎないように。それから、自分に合っているクリームを塗る。

ぱりっ、と割れてしまっているのはどうするか。削って、それ以上傷が大きくならないようにする手もあるけれど、水絆創膏がいい。ボンドみたいに傷をくっつけて治してくれるのである。邪魔にならないし、水は染みないし、笑ってしまうくらい早く治る。

お化粧がきれいに決まっても、手が荒れていると気分もカサカサする。ヤスリはちょっと高いけれど長く使えるから、クリームを塗りたくるよりも結局は楽でお得だ。

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