屁理屈

柔らかいもの

支えになるものは大抵固くて丈夫なものだ。くにゃくにゃの支えでは意味がない。だもんで、人間を支えているのは骨だ。

けれども、ただ固いだけでは身動き一つ取れない。

骨には、繋ぎ目に柔らかいところがある。そこがぐにぐにするからこそ、人間は動けるんである。そして、少々高いところから飛び降りても、柔らかいところがクッションになってくれるからこそ、骨が折れずにすむ、訳である。

その柔らかいところが減ってくると、骨が傷ついたり神経に障ったりする。で、それは骨だけでなく、皮膚にもいえることなのだ。

皮膚は、びっしりと骨をおおっている。皮膚と骨の間にはいろんなものが入っている。それは柔らかく、いろんなものが自由に行き来できる。でもそれが固くなったり必要以上に薄くなってしまうと、皺になったりかさついたりなんかするわけだ。

どうすれば固くなるか。栄養不足なんかも影響するけれど、擦りすぎるのが一番いけないんじゃないかと、最近は思うようになった。

ごしごし擦ると、もちろん肌の表面も傷つくけれど、角質と皮膚の間の組織に非常な負担が掛かる。だから、ニキビを潰すなんて事はもってのほかで、しっかりきっちり、痕になったり色素が沈着したりする。

要は、皮膚と骨の間を、いろんなものが滞りなく流れていくことが一番重要なわけだ。

皮・1

つくづく、皮膚って皮なんだなあ、と思う。

シミが浮き上がって消えていくときに、固くこわばったようになる。薄い膜が張ったようになる。妙に艶ばっかり出て、ファンデーションは滑ってちっとも乗らないんだこれが。

でも、そうやって固くなった後、ふっと剥がれて、色が薄くなる。すっかり元通り、っていうわけにはいかないけれど、そこは水を含んだ皮膚に戻る。

皮になってしまった皮膚に、何をしても無駄だね。自然に剥がれ落ちるまで、放っておくしかない。

皮・2

お、今日は肌の調子がいいなあ、と思うとき。

それは、続けてビタミンを取ったとき。つまり、続けて果物を食べたとき。

特に張りが違うなあと思うのは、果物を皮ごと食べたとき。

韓国では、お茶と言えば果物や香辛料の入ったもの。柚茶が有名だけれど、これがいいのだ。ハチミツの中にたっぷりの柚が皮ごと入っていて、紅茶を注いで飲むと香りが穏やかに広がって、もう、美味しいのだ、これが。

果物の皮には良質の多糖類が含まれている。ビタミンももちろんだし、ハチミツの多様な栄養素も自然に摂取できる。

まあ、理屈はともかく、美味しい、ということが一番体にいいのだ。美味しく食べるのと嫌々口に押し込むのとでは、全く同じものを食べても消化吸収率が違う。

美味しいお茶で肌が綺麗になるんだから、これほどいいことはないわなあ。

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